仙台にて第5回領域会議を開催しました。

2025年6月20日~22日、東北大学 金属材料研究所 講堂(Part1) および、ホテル佐勘(Part2)にて、1000テスラ科学 第5回領域会議を開催しました。今回は計画班(A01~A06)・公募班(B01~B03)のほか、当領域研究に興味のある方々にもたくさんご参加いただきました。3日間の会議をとおして、121名が参加し、43件の口頭発表と59件のポスター発表が行われました。2日目にはホテル佐勘のG7科学技術大臣会合(2023年5月)が執り行われた会議室にて、牧島一夫 名誉教授(B03)伏屋雄紀 教授(A03)によるSpecial Sessionが行われました。

 ・「中性子星の超強磁場の起源を追う」牧島一夫 名誉教授
 ・「中性子星の超強磁場起源を訪ねるー物性物理からの試論」伏屋雄紀 教授

終始会場のあちらこちらで、参加者同士の熱心な意見交換や活発な議論が交わされていました。Part2は2回目となる合宿形式による開催でしたが、分野やバックグラウンドの異なる研究者たちがより一層交流を深め、新たな共同研究やアイデアが生まれるきっかけとなり、全体をとおして、非常に実りの多い会議となりました。

優秀発表賞(Best Presentation Award)
優秀なポスター発表をした学生6名に優秀発表賞が贈呈されました。受賞おめでとうございます。

Gold Prize
・ 吉田峻 氏 (大阪大学)
 「機械的刺激で発生したラジカル種が示す発光の磁場効果」

Silver Prize
・ 山根聡一郎 氏 (京都大学)
 「Investigation of time-reversal symmetry breaking in Ba1-xKxBiO3 by magneto-optical Kerr effect」
・ 久保泰星 氏 (名古屋大学)
 「3D-ΔPDF 解析を用いた RuX(X = P, As)系に生じる短距離秩序の観測」

Bronze Prize
・ 江見方敏 氏 (名古屋大学)
 「放射光 X 線を用いたスピネル型化合物 CuIr2S4 の高圧下構造の同定」
・ 出口裕暉 氏 (東京科学大学)
 「ディラック半金属 Cd3As2薄膜における面内異常ホール効果の強磁場測定」
・ 護摩堂 一鷹 氏 (富山大学)
 「ノニオン性界面活性剤を用いた CNT/C60光機能界面の活性制御」

今回の領域会議開催にあたりましては、公益財団法人 仙台観光国際協会 仙台コンベンションビューローにもご支援いただき、仙台駅構内にウェルカムボートと歓迎ポスターの掲出をしていただきました。

関連ページ

第5回領域会議(ご案内ページ)
第5回領域会議を開催いたします。(1000テスラ科学公式サイト「お知らせ」より)
1000テスラ科学公式サイト