お知らせ
代表者ご挨拶
令和5年4月、学術変革領域研究(A)「1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー:非摂動磁場による化学結合の科学」が発足しました。化学的カタストロフィーという言葉は、阪大名誉教授で令和5年2月に逝去された伊達宗行先生の教科書やブルーバックスに度々登場し、分子が宇宙の巨大磁場で崩壊する現象として紹介されています。私が1000テスラもの磁場で何か新しいことを始めたいと考えた際に真っ先に頭に浮かんだのがこの言葉でした。また、カタストロフィーという破壊的語感をもつ言葉が、破壊的手法で得られる1000テスラ発生と繋がり、また、“変革”という意味も持ち合わせることから、領域を象徴する言葉としてピッタリだと感じています。