B01班の厳正輝助教と諏訪秀麿助教らが、拡張スピン-格子結合模型を提案
B01班の厳正輝助教と諏訪秀麿助教ら研究グループは、物質・材料研究機構、京都大学、電気通信大学 池田暁彦准教授(A02班)と共同で、スピン自由度と格子自由度の結合(=スピン-格子結合)を微視的に取り入れた新たな理論模型を提案し、モデル物質に対する強磁場下での物性測定と比較することでその有効性を実証することに成功しました。
▶今回の研究のポイント
・これまでの限界を突破: これまで「原子のズレ」と「原子同士のつながりの変化」を別々に考えていた2つの理論を融合させ、より現実に近い「拡張スピン-格子結合模型」を作り上げました。
・実験結果を完璧に再現: 最新の装置で測定したデータと比較したところ、従来の理論では説明できなかった高磁場での特異な反応をすべて正しく説明できることが証明されました。
・あらゆる物質へ応用可能: このモデルは特定の物質だけでなく、さまざまな磁性体に応用できる「普遍的な道具」としての活躍が期待されています。
【論文情報】
雑誌名:Physical Review Letters(オンライン版)
論文タイトル:Unified Description of Spin-Lattice Coupling and Thermodynamics in the Pyrochlore Heisenberg Antiferromagnet
著者:M. Gen, H. Suwa, S. Imajo, C. Dong, H. Ueda, M. Tachibana, A. Ikeda, K. Kindo, and Y. Kohama
DOI:10.1103/8c73-l4nk
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