池田 暁彦 Akihiko Ikeda

研究代表者

電気通信大学情報理工学研究科
准教授

米澤 進吾
Shingo Yonezawa

研究分担者

京都大学工学研究科
教授

大池 広志
Hiroshi Oike

研究分担者

東京大学工学系研究科・JSTさきがけ
専任研究者

野原 実
Minoru Nohara

研究分担者

広島大学先進理工系科学研究科
教授

野村 肇宏
Toshihiro Nomura

研究分担者

静岡大学理学部物理学科
講師

研究概要

電子スピンはすべての物質の構造安定性において重要な役割を果たしています。特にスピン格子結合が強い固体物質では1000テスラ強磁場を用いたスピン操作により新結晶構造発現などのスピンカタストロフィー(非摂動論的な巨大応答)が期待されます。A02では3つの課題に取り組みます。

  1. スピン格子結合が支配的な物質においてスピンカタストロフィーの探索・解明します。
  2. 1000テスラにおけるスピンカタストロフィー計測検出法(独自の磁歪、超音波、磁気光学、磁化の計測法、X線構造解析法)を整備し領域全体に提供します。
  3. 超強磁場における一次相転移とヒステリシスに着目し、熱・磁場パルスを駆使した準安定相強磁場相の創出とクエンチ法の開拓を行います。

 本研究によりスピン駆動の破壊的結晶構造変化から化学的カタストロフィーにおけるスピン格子結合の役割を解明します。

図1 スピンカタストロフィー探索の概念図
図2 A02内の役割分担、および領域におけるA02の役割

研究成果

原著論文

学会発表