A02班の野村肇宏講師らが、スピン四量体で初めてマグノンのボース−アインシュタイン凝縮を発見

A02班の野村肇宏講師らの研究グループは、Loughborough 大学の Ioannis Rousochatzakis博士、IFW ドレスデンの Oleg Janson 博士、東京大学先端科学技術研究センターの関真一郎教授(当時 同大学大学院工学系研究科教授)、東京大学物性研究所の厳正輝助教(B01班)・周旭光リサーチフェロー(当時)・石井裕人助教・小濱芳允准教授・松田康弘教授(A01班)と共同で、スキルミオン物質として知られる Cu2OSeO3 が超強磁場領域でマグノンのボース−アインシュタイン凝縮(BEC)を示すことを発見しました。

▶この研究のここがすごい!
・未知の領域を解明: これまで誰も見たことがなかった「超強磁場」の世界で、新しい現象を捉えました 。
・物理の常識を広げる: 4つの電子スピンがチーム(四量体)を組んでこの現象を起こすことを証明し、物理現象の普遍性を明らかにしました 。
・世界トップクラスの技術: 東京大学が誇る、世界最強の磁場を発生させる装置(電磁濃縮法)を用いることで初めて実現した成果です 。

本研究成果は、2026年2月19日に、アメリカ物理学会の発行する国際雑誌「Physical Review Letters」に掲載され、注目論文としてEditors’Suggestionに選ばれました。

【論文情報】
掲載誌名: Physical Review Letters
論文タイトル: Quintuplet Condensation in the Skyrmionic Insulator Cu2OSeO3 at Ultrahigh Magnetic Fields
著者: T. Nomura, I. Rousochatzakis, O. Janson, M. Gen, X.-G. Zhou, Y. Ishii, S. Seki, Y. Kohama, and Y. H. Matsuda
DOI: 10.1103/b6gt-w5xy

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