【開催報告】第二回若手研究者分野横断交流会(2026/3/5-6)
2026年3月5日(木)から6日(金)の2日間にわたり、静岡県熱海市の「ホテルサンミ倶楽部」にて、合宿形式による「第二回若手研究者分野横断交流会」を開催しました。
■開催の背景と目的
アフターコロナ以降、対面での研究交流の機会が減少しておりましたが、本会は、こうした状況を受け、学生から若手、中堅、シニアまで、幅広い層の研究者が一堂に会し、対面で深く交流ができる場を提供したいという想いから企画されました。
■本交流会の意義
本研究会は、単なる分野横断的な学術知見の共有にとどまらず、「分野を超えた若手研究者のネットワーク形成」、「学部生・修士課程の学生らの博士課程進学の検討」、「将来的なキャリアパスに関する情報交換」など、多角的な交流を目指しています。
1.招待講演:最先端の研究とキャリアの軌跡
共催領域などから、5名の先生方にご登壇いただきました。最新の研究成果に加え、先生方がこれまで歩んでこられたキャリアパスについてもご紹介いただき、若手参加者にとって今後の指針となる貴重な講演となりました。
・田財 里奈 先生(京都大学 )「電荷ループ秩序の理論研究」
・那須 譲治 先生(東北大学 / 1000テスラ科学)「多軌道強相関電子系における外場応答と輸送現象」
・金澤 直也 先生(東京大学 / キメラ準粒子)「キラル物質の電子状態から探るトポロジーの起源と表面制御」
・須田 理行 先生(名古屋大学 / EMERALD)「分子キラリティを起点とする キラル凝縮系物質科学の開拓」
・石渡 晋太郎 先生(大阪大学 / アシンメトリ量子)「計算情報科学を活用した準安定強相関物質の高圧合成」
2.一般発表:白熱した議論の場
・口頭発表10件
・ポスター発表68件
一般参加者による発表では、会場の至る所で熱心な質疑応答が行われました。参加者からは「時間が足りない!」という声が漏れるほど、熱気あふれる議論の場となりました。
3.ナイトセミナー:本音で語る座談会
夜の部では、松田 康弘 先生(東京大学)、鬼丸 孝博 先生(広島大学)、三浦 章 先生(北海道大学)をお招きし、若手・学生との座談会を開催しました。
・博士課程への進学動機は?
・AIにどこまで研究を任せてよい?
・研究におけるオリジナリティとは?
・研究者のプライベートや出会いについて
など、多岐にわたる質問に対し、先生方から本音のアドバイスが次々と飛び出しました。真剣な議論の中にもユーモアが混じる、対面合宿ならではの刺激的なひとときとなりました。

■謝辞
本交流会の開催にあたり、多大なるご支援を賜りました「1000テスラ科学」「アシンメトリ量子」「EMERALD」「キメラ準粒子」の各領域関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。
また、本交流会は「泉科学技術振興財団 研究集会スタートアップ助成(2025-2027年度)」の支援を受けて運営しております。
■次回開催のお知らせ
2027年3月に「第3回交流会」を開催予定です。
来年度も、多くの皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております!

世話人(五十音順)
池田暁彦(電気通信大学)
石井裕人(東京大学)
今城周作(東京大学、代表)
鬼頭俊介(東京大学)
中埜彰俊(名古屋大学)
林浩章(東京大学)
山田林介(東京大学)
関連ページ
・ 第二回 若手研究者分野横断交流会ー未来へ続く研究とつながりー
・【お知らせ】若手研究者分野横断交流会 -物性研究の現状と今後の展開-を開催しました。 ・1000テスラ科学ホームページ
・アシンメトリ量子ホームページ
・EMERALDホームページ
・キメラ準粒子ホームページ

